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初期生産の難しさ

おはようございます。

今日は昨年から1年間、取組み続けている生産の話をしたいと思います。

 

僕の会社で生産したものはお客様に納品され、そこでアッセンブリ(組立)がなされ、精密機構部品としてエンドユーザ様に納品されます。

今回は公開できず申し訳ないのですが、ある乗り物に使用される機構部品が数年ぶりに設計変更されるということで僕らが量産する部品の設計も変わりましたので、新規製品の立ち上げとしての取組が始まりました。

品質管理が非常に厳しい部分に使用される機構部品のため、立ち上げ初期に品質の作り込みを徹底するべく1年近い時間がかかりました。

製品としてはバージョンアップされた機能が搭載されているため僕らが生産する部品も従来のものよりも生産が難しいです。

ですが、従来の部品価格というものがあるため、ほとんど同じ価格で対応しなければなりません。

これは日本中の中小企業が抱えている悩みなのではないでしょうか。

数年間のうちに、難しくなったものを今までのものと同じコストで生産できるように生産性が成長していないと事業継続が困難になってくるわけです。

 

現在、企業は従業員の残業を無くし、有給取得を徹底させることが責務となっておりますがそう簡単に生産性は向上しません。

どこの会社も今生き残っているということはもうすでに極限まで生産性を上げているのだと思います。

ただしこれは各企業単独の改善としての話です。

 

大量生産を行う製造業において生産性を革命的に大きく上げ、人に頼らない生産を行うにはロボットとAI、検査用カメラ。

この3つを駆使するのが一番近道です。

ただこれ、使いこなすのがとても難しいのと、何より初期投資が大きく掛かります。

実際、僕の会社でも使っていますが、1案件ずつ、最初はたどたどしくて人が生産した方が早いくらいですが、使っていれば必ず改善されてゆき、やがて無ければならないものになってゆきます。

その積み重ねでいつか人が大変な作業をしなくてよくなる時が訪れると思うのです。

ですから、まず導入することが大切なのかなと考えます。

準備万端になることを待っていても、その機会はやってこないのではないでしょうか。

とりあえず便利なものがあれば、人は知恵を絞り、使いこなそうとするものだと思います。

 

やがて作業から解放された人々は頭で考えたことを実現する、価値の創出が仕事となるわけです。

ただし、これは今まで決められた作業を仕事としていた人にとって難しさの次元がまるで違います。

きっとどうしていいかわからない、成果を出せない人が出てくるのではないかという危惧があります。

そういう人が出ないよう、今のうちから自分で考えて結果を出して次の仕事に繋げることを当たり前とした社員の育成を加速させます。

これは会社の成長に直結することと確信しています。

 

いきなり話は変わりますが昨日投稿した投資の方ですが、大変なことになっております。

株式投資用に貯めた投資金約800万円は、もはや捨てる覚悟でホールドし続けます。

いったいどこまで下げるのか、惜しみなく公開させていただきますのでぜひ見てください。。。

元気出していきます。