皆様こんにちは。
日々、新型コロナウイルスの影響が大きく広がっております。
僕はこのウイルスを「武漢ウイルス」と呼びたいところなのですが、世の中が新型コロナウイルスと呼ぶということで統一されておりますので僕も新型コロナウイルスと呼ぶこととします。
先日、マレーシアが外出禁止、国境封鎖となったことで弊社取引先のマレーシア工場が3/18~3/31までの約2週間、工場封鎖となりました。
現地調達が主流なので、取引先マレーシア工場は多くの部品を現地の部品メーカーから調達しています。
僕の会社も取引先マレーシア工場に納品はしていますが、現地メーカーよりは受注量は少ないです。
しかし、今回の工場封鎖の影響で、不足する大量の製品の生産を日本で行うしかないため4月の受注数が大幅に増えました。
フル生産をしても間に合わない状況です。
これは嬉しい悲鳴とは言い難く、マレーシアで生産している機構部品は非常に単価が安く僕たちが納品させていただいている部品の価格はそれに輪をかけて安いです。
その部品の数量が単一月のみ増えるというのはあまり嬉しいこととはいえません。
同じ人数と設備を使うならば、もっと単価の高いものを生産したいという気持ちは全くないと言ったら嘘になります。
ですが、過去から長くお付き合いいただいているお客様の力になれるということは会社の文化づくりにとって大変重要であると考えております。
僕たちができることは、その安い機構部品で競争をしているお客様が世の中に負けない様、継続的改善により品質を上げ、コストを下げ、精一杯サポートして差し上げることです。
この企業理念のもと、お客様に喰らいついていった結果、今ではもはや新興国での生産より安いコストで生産できる様になったと考えております。
これからも、部品の大量生産の仕組みを極めるべく精進してゆきたいと思います。
日本が培ったモノづくりの力は、海外にたくさん流出してしまいました。
資源がないこの島国にとって、これは取り返しがつかないことです。
再び日本がモノづくりで海外を圧倒できる様になるためには鮮やかにモノをつくることであると考えます。
鮮やかにとは、楽に優雅に完璧なモノを生み出せるということです。
その仕組みを追求していくこと、それが僕の人生の一つです。